紛争地で生きる人を50年以上取材する報道写真家の大石芳野さんが25日、写真展会場の富山県魚津市の新川文化ホールで講演した。各地の紛争に触れ、「いま戦禍に苦しむ子は、約80年前の富山大空襲に遭った子と重なる。いまの日本で戦争を考えることがどれだけ大切か」と訴えた。
1960年代からベトナム、ラオス、カンボジア、アフガニスタン、スーダン、広島、長崎などで取材。「ガザやウクライナで多くの子が殺され、連れ去られている」と話し、ユダヤ人迫害を取材した経験から「ナチスの考えと同じではないか」と指摘した。
大石さんがいま取材を始めた場所とは
大石さんは昨年から、富山大…